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2018.12.17ブログ

寒暖差疲労による自律神経の乱れ・・・2



■自律神経が原因で起こる体調不良の症状

人によって様々な症状が出るのですが、主に頭痛やめまい、耳鳴り、耳が一時的に聞こえなくなる、気分が落ち込んで情緒不安定になる、眠気やだるさ、お腹が痛くなるなどの症状が出てしまいます。肌荒れを起こす人もいるようです。

・冷え
・だるさ
・めまい
・眼精疲労
・顔のほてりなど

◇寒暖差による肩こり

肩こりの原因にはいくつかありますが、寒暖差のストレスによる自律神経の乱れによるものも考えられます。

特に急に寒くなった場合、その寒冷ストレスに対応すべく自律神経系の交感神経の作用が優位になり、ストレスに負けないよういわゆる戦闘モードに体が切り替わります。

結果、心拍、血圧が上がり、体には自然と力が入り毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応し筋肉を硬くします。その筋肉の硬い状態がなんとなく長く続くと肩こりになり得るのです。

◇寒冷蕁麻疹

皮膚の温度が急速に下がると、自律神経系の交感神経の作用により、血管がやや過剰に収縮傾向になる場合があります。

その際、皮膚の下の血管付近にある肥満細胞が刺激され、血管拡張作用のある「ヒスタミン」という化学物質が放出されることで血流改善の働きが体内で起こります。

ヒスタミンは、それ以外にも血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、腺分泌促進の作用がありますが、痒みを引き起こす重要な役割も果たしています。

またヒスタミンには、痛みや痒みを知覚する「知覚神経」にも作用し、その刺激がかゆみとして大脳へ伝達されるとともに、その刺激は神経の末端にも伝えられ、神経ペプチドと呼ばれる神経伝達物質を放出させます。

神経ペプチドは肥満細胞を刺激し、さらにヒスタミンが分泌されて痒みが強くなっていってしまいます。

血管透過性があるため血管外の組織に血漿(けっしょう)が漏れ出る状況も発生。漏れ出た血漿は皮膚の下から激しい痒みとともに蕁麻疹特有のふくらみ、膨疹として現れます。

ちなみに、寒冷蕁麻疹は激しい温度差による皮膚への刺激が原因でどこでも発生する可能性がありますが、しもやけは低温による血行不良が原因で手足の指や耳、鼻などの末端部の血行不良が発生しやすい場所に生じます。

■寒暖差アレルギー

また近年取り上げられることの多い「寒暖差アレルギー」と呼ばれる症状も、厳密に言えばアレルゲンに免疫機能が過剰反応して起こるものではなく、自律神経の誤作動で鼻の粘膜の血管を広げ“むくみ”を引き起こすことで起こる「血管運動性鼻炎」だとされています。
自律神経のバランスが乱れることで起こるためか、鼻水・鼻詰まり・くしゃみなどの鼻炎症状以外にも、頭痛・食欲不振・睡眠トラブル・慢性疲労・イライラなどの気分症状も寒暖差アレルギーの特徴として挙げられています。

■寒暖差疲労・寒暖差冷えの予防緩和に

寒暖差疲労や寒暖差疲労によって起こる自律神経の乱れ・冷えなどの不調予防としては、自律神経を整えるための生活=規則正しい生活リズムや睡眠、栄養バランスの良い食事を心がけることが基本となります。加えて寒暖差に体温調節機能が振り回されないように、適度な筋肉を付けて体温維持機能を高めるようにすると良いでしょう。

また寒暖差によっても生成される疲労物質FFに対して、FR(ファティーグ・リカバー・ファクター)と呼ばれる疲労回復因子があります。FRはFFによって傷ついた細胞を治癒して疲労を回復させる物質で、運動時など体に負荷がかかる場合にFFと同時に発生し、リラックスタイムにも増加する傾向にあります。鶏胸肉・ササミや回遊魚に多く含まれる「イミダゾールジペプチド」というアミノ酸もFRの産生に役立つことが確認されています。
自律神経を整えるのも、寒暖差疲労を回復するにも、適度な運動・リラックスタイム・栄養バランスの取れた食事が必要という事になりますね。

■筋力アップが効果的

副交感神経をリラックスさせるにはゆったりとした有酸素運動が良いとされていますが、筋力アップという意味ではちょっと負荷のあるきつめの運動を少量取り入れたほうが効果的です。疲労物質FFによる細胞へのダメージを修復してくれるFR(ファティーグ・リカバー・ファクター)と呼ばれる疲労回復因子もまた運動時に発生し、その後のリラックスタイムでも増えると言われていますから、ダイエットも兼ねてスクワットなどを取り入れてみても良いかもしれません。

寒暖差に負けない体作りは勿論ですが、実際に寒暖差がある場合にはそれに対処することも必要となります。女性の場合は着ぶくれが気になって(特に春先は)つい無理をして薄着になりがちですが、なるべく体を冷やさない服装、暑ければ一枚ずつ脱げるような重ね着がオススメです。自宅など自分で空調設定ができる場合はあまり外気温との差が激しくない温度設定にするようにしてください。

気温差があったな、冷えてしまったなと感じる場合は体を温めるニンニクや生姜を料理に加えたり、血行促進やリラックス効果が期待できるハーブティーをホットで飲むなどして体の温めを助けてあげてください。

はぴねす鍼灸院のカラダコンディショニングでは、自律神経の乱れを正常に戻す施術もあります。

美容はりでも、副交感神経を優位にする効果も期待できますのでこれからさらに寒くなってくる季節、試してみてはいかがですか??

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