体の芯まで冷えきって肩もガチガチ、そんな人も多いのではないでしょうか？
冬になると肩こりがひどくなるのは寒さによる筋肉への影響がその大きな理由だと思います。その他にも生活習慣によってひどくなっている場合もあります。
今や肩こりは国民病・・・
日本人の約７割、子供さえ約6割が肩こりを訴えているとの調査報告もあります。

ところでこの肩こり、ひと昔前までは「肩が張る」と表現されていたことをご存知ですか。一説によると夏目漱石の小説「門」の中で使われた「石のように凝っていた」というくだりが、「肩こり」という表現のはじまりのようです・・・

なぜ冬は肩こりがひどくなる？

肩こりはそもそも、肩や首の周囲にある筋肉の緊張と血行不良により起こります。
肩こりを引き起こす３台要因とは、①姿勢の悪さ②ストレス③運動不足といわれています（その他眼精疲労）
①姿勢の悪さとは、前のめりで歩く、足を組む、猫背、かたほうの肩でばかり荷物やバックを持つ、スマホやパソコンなどがあげられます。
②ストレスは仕事の忙しさや精神的ストレスなどがあります。
③運動不足は、デスクワークなどにより、一部の筋肉しか使わないことにより肩の筋肉が弱くなりコリや痛みを起こしやすくなるのです。
さらに、ここで冬は、④冷えが加わってきます。冬場は寒さを脳がキャッチし一番熱を生産しやすい肩や首の筋肉をケイレンさせて、熱を作らせます。また、その一方で血管はギュッと収縮し熱の発散を防ごうとします。
その筋肉の緊張と血管の収縮がうっ血を起こし、冬の肩こりの原因となります。